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勤務社会保険労務士としてやりがいを感じた瞬間

勤務社会保険労務士としてやりがいを感じた瞬間

しばらく勤務社会保険労務士としていったい何ができるんだろうと模索していた矢先でした。

 

全国的に有期雇用労働者と会社とのトラブルが多発し、非正規雇用が社会問題として
クローズアップされるようになり、労働契約法の改正が行われました。

 

私が所属していた会社でも多くの有期雇用労働者に活躍していただいていたのですが、
有期雇用契約について管理職や雇用管理担当者から相談があり、人事部が対応に
あたることが増えました。

 

そこで上司から来た指示が、

 

「管理職や雇用管理担当者が知識を身に付けることによって、トラブルを未然に防げる。
紛争が起こったとしても最小限に留められるように、有期雇用労働者の採用・労務管理
マニュアルを作成し説明会を開いて欲しい。」

 

というものでした。

 

そこでまず私がやったことは、現場の雇用管理担当者へのヒアリングでした。
実際に有期雇用労働者を採用し、労務管理を行う方々がいま何に困っているのか、
何を知っていて何がわからないのか、実際に起きたトラブルはどのようなものだったのかを
聞きました。

 

次に有期雇用労働者の採用から退職までに必要となる各手続き、労務管理で求め
られる基本事項を一通り確認し、マニュアルの構成を決めました。

 

マニュアルを作る際に一番こだわったのが
「労務管理をやったことがない人が読んで理解できること」
でした。

 

完成したマニュアルを携え、説明会の行脚。
各地のおいしいものをいただき(福岡のゴマさばは最高でした)、それだけでも満足でしたが、
説明会を終えたときのある管理職から掛けられた言葉。

 

「こういうのが欲しかったんだよ、ありがとう。説明会もわかりやすくて、マニュアルもよくできているよ。」

 

このとき、それまでの仕事が報われ、「学んだことを活かして誰かの役に立てるって嬉しい!」と感じ、
社会保険労務士として仕事ができたと感じた瞬間でした。

 

このマニュアル作成・説明会の経験から、

 

真のニーズを知るためにじっくりお話を伺うこと
机上ではなく現場に寄り添うこと
相手の理解に繋がる言葉を使って伝えること

 

の大切さを学びました。

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